人手不足続き「遠隔監視の駅は増えていくでしょう」
今回の西武池袋線の6駅は無人化されるものの、別の場所にいる駅員によってインターホンでの案内は行われる。小林氏によると、「このような駅も含めて、駅員がいない駅は『無人駅』と呼ばれます」とのこと。
インターホンによる遠隔対応は、「都市部でも早朝や深夜の時間帯に使用されています」とした上で、「現在、鉄道の現場では人手不足が続いているため、遠隔監視の駅は増えていくでしょう。日本全体でも、同様の傾向が見られると予想します」と語った。
実際、東京23区内では、都心にあるJR千駄ヶ谷駅など、早朝時間帯に駅員がいない状態で運用されている例がある。小林氏はこのような駅において、駅員不在の時間帯が少しずつ拡大され、かなり先だが将来はJR山手線やその内側のJRの駅でも無人化される可能性は否定できないと話した。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)