2024年3月28日(日本時間29日)、米大リーグが本格的に開幕した。日本人選手が在籍するチームも多く、その活躍ぶりもさまざまだ。
「韓国のイチロー」にメジャー初安打許す
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は本拠地・ドジャー・スタジアムで行われたセントルイス・カージナルスとの米本国での開幕戦に2番・指名打者(DH)で先発出場。本拠地での初打席、大谷が打席に入るとスタンディングオベーションが起こり、大歓声で迎え入れられた。大谷は3打数2安打1四球の活躍で、試合は7対1でドジャースが勝った。
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手は韓国での開幕シリーズに続き、米本国でのサンフランシスコ・ジャイアンツとの開幕戦でも先発登板。この日、メジャーデビューを果たした李政厚(イ・ジョンフ)選手とも対戦し、3打席目にセンター前ヒットを打たれ、メジャー初安打を許した。イは、「韓国のイチロー」の異名でも知られている。
ダルビッシュはジャイアンツ打線を相手に6回0/3を投げ5安打、7奪三振、1四球、1失点と好投。勝敗はつかなかった。
同じくパドレスの松井裕樹投手も7回に4番手で登板し、1回2/3を投げ無安打無失点の好投。その直後にパドレスが逆転したため、松井にメジャー初勝利が付いた。試合は6対4でパドレスが勝利した。
カブス鈴木誠也とレッドソックス吉田正尚も安打
シカゴ・カブスの鈴木誠也選手はテキサス・レンジャーズとの開幕戦に2番・ライトで先発出場。第1打席はピッチャーゴロ、第2打席はセンターフライ、第3打席にレフトへのツーベースヒットを放ち、今季初ヒット。第4打席はレフトフライ、第5打席はショートゴロに倒れ、5打数1安打。試合は4対3でレンジャーズが勝った。
ボストン・レッドソックスの吉田正尚選手は、シアトル・マリナーズとの開幕戦に6番・指名打者(DH)で先発出場した。第1打席はレフトライナーに倒れ、4回の第2打席、ライトへの2塁打を放ち今季初ヒット。第3打席はファーストゴロ、第4打席はショートへのフライを放ち、4打数1安打。試合は6対4でレッドソックスが勝った。
日本人選手たちの活躍にXでは「全員とりあえず結果出て良かった」「日本人選手いい感じのスタート切れてていいね!!」などのコメントが見られた。
本格的に開幕したメジャーリーグ。今シーズンも日本人選手たちの活躍が期待される。