2024年シーズン、2年連続最下位からの逆襲を目指す中日。きょう3月29日のプロ野球開幕戦では、東京ヤクルト・スワローズ(神宮)と対戦する。注目されるのが、4番に座る選手だ。
オープン戦打率.290、3本塁打、8打点と好調の細川
今シーズンから「打線の目玉」として、巨人から中田翔が加入した。
日本ハムで打点王を3度獲得した中田の実力はさび付いていない。オープン戦は13試合出場で打率.132、1本塁打だったが、不安はないだろう。
開幕に向けてコンディションを上げてきている。4番の最有力候補だ。
だが、和製大砲・細川成也も魅力的な選手であることは間違いない。
細川は現役ドラフトでDeNAから中日に移籍。昨シーズンは自己最多の24本塁打、78打点とブレークした。
2024年シーズンを迎えるにあたり、肉体強化でさらに迫力が増し、オープン戦では打率.290、3本塁打、8打点とバットが振れていた。
相手バッテリーのマークは厳しく 細川はこの壁を乗り越えられるか
スポーツ紙デスクは、
「実績で言えば中田だが、今後のチーム作りを考えたら細川を4番に据えても面白い。25歳と若いですしね。今年は相手バッテリーのマークが厳しくなるので、思うようにいかない時期もあると思うが、この壁を乗り越えられるか。
細川の後に中田を置くことで重圧も軽減されると思う。4番・細川、5番・中田のラインアップで生まれ変わった中日打線を見せてほしい」
と期待する。
投手力はリーグトップクラスを誇る中日。得点力が上がれば、上位争いに食い込めるだけに、立浪和義監督はどのように打線を構築するか。(中町顕吾)