いま最も学生が注目する企業ランキング 上位20社の魅力は「転職・起業を視野に、自分の成長が期待できる」【2025年卒就活生】

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コロナでがらりと変わった、企業と業界の「栄枯盛衰」

――上位20社を見ると、ほかの就職人気企業ランキングでは必ず上位に並ぶ5大総合商社が入っていませんね。
また、オープンワークが最近発表した「コロナ時代の新卒入社者が成長環境を評価する企業ランキング」(2024年3月18日)
「コロナ時代の新卒入社者が成長環境を評価する企業ランキング」を発表しました(働きがい研究所 調査レポートvol.119) | オープンワーク株式会社 (openwork.co.jp)
では多くランクインした外資系企業が、今回はアクセンチュアと日本IBM(米国)の2社しか入っていません。
それぞれ敷居が高いということでしょうか?

オープンワーク広報 あくまで学生ユーザーの検索回数からランキングを作成しているため、検索したユーザーが実際に総合商社などの企業の選考を受けるかどうかまでは推察することはできません。

ただ、外資系企業が比較的少ない理由として、一般的に選考時期は外資系企業のほうが早いことが挙げられると思います。今回は3月4日時点のデータをもとにランキングを作りました。したがって、3月1日の採用広報解禁と同時期に企業を調べ始めたユーザーが多いため、外資系企業の検索回数が高くならなかったことが考えられます。

――過去の「就活生の注目企業ランキング調査」を振り返って、就活生の意識の変化や特徴に気づくことがありますか。

オープンワーク広報 オープンワークが「就活生の注目企業ランキング」を発表したのは2020年が初めてです。
今回上位3社にランクインしたアクセンチュア、NTTデータ、キーエンスはランキング上位の常連ではあります。ところが、近年、就活生を取り巻く環境として最も大きな出来事であったコロナ禍の前後を比較すると、就活生の関心にも変化が見取れます。

2020年2月に発表した「21卒就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング【大学別編】」では、男女それぞれの上位20社にランクインしていた航空やレジャー系企業が、翌年発表の「22卒就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング【男女/文理編】」では上位20社から漏れる結果となりました。これらの業界や企業がコロナ禍の影響を強く受けたことが要因と考えられます。


21卒就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング【大学別編】 OpenWork 働きがい研究所
22卒就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング【男女/文理編】 OpenWork 働きがい研究所

――企業や業界の栄枯盛衰が就活に反映しているわけですね。今回の調査で特に強調しておきたいことや、担当者として面白いと感じたことはありますか。

オープンワーク広報 学生ユーザーの中には、一般的によく知られている有名企業や大企業だから、といった理由で、検索をした方も少なくないかと思います。

ただ、就活生から毎年のように注目を集める企業でも、強みや企業風土といったカルチャーはそれぞれです。5点満点の評価スコアだけでなく、その企業で実際に働く先輩社員が投稿した定性コメントを合わせて読んでいただくと、企業の姿がより立体的に見え、納得のいく就活に近づくのではないでしょうか。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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