いま最も学生が注目する企業ランキング 上位20社の魅力は「転職・起業を視野に、自分の成長が期待できる」【2025年卒就活生】

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市場での高いシェアと、スキルを磨く環境が豊かな企業

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を担当したオープンワーク広報に話を聞いた。

――トップ5社には、どんな特徴、魅力があるのでしょうか。

オープンワーク広報 ランキング全体に見られた傾向ですが、上位5社に入ったアクセンチュア、NTTデータ、キーエンス、富士通、サイバーエージェントは、それぞれ市場で高いシェアを持っている企業です。

OpenWorkのクチコミには、そうした企業でスキルを獲得することなど、成長を期待できる環境があることを入社の決め手として挙げる声が見られました。

たとえば、各社こんなコメントが寄せられています。

アクセンチュア「(入社を決めた理由は)早めに独立するという目的があった。最短で経営スキルを身につけられるのではないかと言う理由で、いくつかの内定の中からこの会社に決めた」(コンサルタント、男性)

NTTデータ「プロジェクトマネージメントと基盤環境の構築においてはとても高いレベルにあると思う。基盤はクラウドを扱っている部署も多く、市場価値を確保しやすいと思う」(システムエンジニア、男性)

キーエンス「(入社を決めた理由は)成長する土台がある。新卒として入れば転職市場でそれなりには戦えそうと考えた」(営業、男性)

新卒入社した企業で定年まで勤め上げるという働き方は変わりつつあります。早くも就職活動や就職の段階で将来的な起業や転職、キャリアアップを見据え、汎用性が高く市場価値の高いスキルを身につけられることを重視していることがうかがえます。

――なるほど。入社の段階で将来の転職を考えているわけですね。新たにランクインした4社、エン・ジャパン、NEC、三菱UFJ銀行、オービックは、どういう魅力があり、ランクインしたのでしょうか。

オープンワーク広報 今回の調査は、学生ユーザーがOpenWork上で検索した回数の多い企業でランキングを作成しております。4社とも業界を代表する企業ですから、就活生の注目を集めやすいことが考えられます。

そのうえで、4社の評価スコアやクチコミを見ると、若手社員が成長実感を得られる環境であること、そして、ステップアップにつながる社内異動制度や自己研鑽の機会が豊富であることが見て取れました。

たとえば、エン・ジャパンは「20代成長環境」スコアが4.6点と人材サービス業界の中で5位と高評価です。

クチコミでは「労働に対する対価をより難易度の高いミッションで得ることができます。若いうちから難易度の高い、責任の伴う仕事に携わることができるのはこの会社の良いところかと思います」(営業、男性)といった意見が寄せられています。

また、NECには「キャリアは自分で選択可能。社内異動制度やオンライン学習サービスが充実している」(システムエンジニアE、男性)などの声が見られました。ここでも、将来の転職を視野に入れたキャリア観を前提に、成長環境を求める傾向がうかがえます。
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