普及は「かなり厳しい」
今後のPSVR2の普及について、安田氏は「かなり厳しい」とみる。VRゴーグルのように、体に装着してゲーム画面を立体視にするチャレンジは以前から存在したが、広く普及したとはいいがたい。
例えば、任天堂が発売したゴーグル型の家庭用ゲーム機周辺機器「ファミコン3Dシステム」や、同じくゴーグル型の据置型ゲーム機「バーチャルボーイ」。これらは上手くいかなかったと、安田氏は指摘する。機器を装着することなく画面を立体視できる携帯用ゲーム機「3DS」も、結果は芳しくなかった。
先述した3点の課題を解決するには、技術的な問題を根本的に改善する必要があるという。安田氏は「VR機器のようなマーケットは厳しいと考える方が妥当ではないか」と話している。