アイリスオーヤマ(仙台市)の「冷凍庫」を購入したところ、不具合のある商品が届いたなどと伝える投稿が2024年3月にXで話題になっている。結局は2回の交換を経て問題は解決したものの、そこに至るまでには、同社が交換に応じないトラブルもあったという。詳しい経緯を取材した。
警告音が鳴りっぱなし...交換品も「爆音」問題
今回の問題が注目されるようになったのは、Xユーザー・マオ(@masa_sei_good)さんが16日、「アイリスオーヤマの家電はヤバい!」と切り出したのが発端だ。まるでチェーンソーのような音を上げる冷凍庫の動画を添えて、
「届いた冷凍庫の天板が歪んでて扉が開いてるエラーで使えず、それ連絡しても交換をしてくれなくて仕方なく販売店が交換対応」「そして届いた交換品がこの爆音wwww」
と伝えた。投稿が大きく注目されるなか17日には、「アイリスオーヤマさんからご連絡があり誠意ある対応をしていただいています。私からは謝罪は不要な旨をお伝えして商品の交換をお願いしました」と報告。「前回は販売店とメーカーとの板挟みにあってしまい怒ってしまいましたが、今回の状態は楽しくて笑っております」と心境を述べている。
投稿者・マオさんは20日、J-CASTニュースの取材に詳しい経緯を話した。マオさんによると冷凍庫は家電通販店で購入し、9日に商品を受け取って通電後に不具合が発覚。「天板が歪んでいてドアが開いているとの警告音が鳴りっぱなし」という状態だ。販売店が定休日のため、アイリスオーヤマのサポートセンターに交換希望で連絡すると、「交換はしない」「どんな理由でも修理しか受け付けない」と回答があったという。
11日には販売店から、初期不良としてメーカーが交換対応するはずと案内された。一方でアイリスオーヤマ側は応じず、一時は「どうしてもと言うなら写真を送って欲しい、それを見て判断する」との話も出たものの、転居の関係で写真はすぐ送れない状況と伝えると、交換拒否を伝えらえた。マオさんは「販売店からの指示とメーカーの回答が全く違うので私も流石に怒ってしまい強い口調になった」と振り返る。翌日も、アイリスオーヤマ側と交換の話は進まなかった。