ベトナムサッカー連盟(VFF)は2024年3月26日、ベトナム代表のフィリップ・トルシエ監督(69)を解任したと発表した。トルシエ氏は23年2月にベトナム代表監督に就任し、U-23監督を兼任していた。
トルシエ氏は、ベトナム代表監督就任後、国際試合で結果を残すことができなかった。24年1月に開催されたアジアカップでは日本と同じ組に入り、3戦全敗で予選敗退。日本には2-4で敗れた。
最終予選進出が厳しく「ベトナムは待てなかったか」
現在進行中の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でも、4試合を終えて1勝3敗と苦戦を強いられ、グループ3位。最終予選(3次予選)進出が厳しい状況だ。トルシエ氏最後の試合となった26日のインドネシア戦は0-3の大敗。この黒星が解任の引き金になったようだ。
トルシエ氏は日本代表監督して02年日韓W杯を指揮し、チームをベスト16に導いたことで日本サッカーファンの認知度は高い。
トルシエ氏のベトナム代表監督解任の報を受け、Xでは「長い時間は必要でも必ず大きな結果を残すと思ってたけど、ベトナムは待てなかったか」「アジアカップで当たったときはさすがの戦術完成度でマッチしてると思ったんだが」などと惜しむ声が。
このほか、「第2次トルシエジャパン見てみたい気もするけど」「またどこかで見たい」「もし万が一日本に来たらどうなるんだろ」などの声が寄せられた。
ベトナム代表の次戦は6月6日に予定されており、北中米W杯アジア2次予選第5節でフィリピンと対戦する。