大リーグ ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が日本時間2024年3月26日、自身の通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博をめぐる問題について声明を発表した。
大谷選手は、自身の違法賭博への関与は完全否定した。また、水原氏が違法ブックメーカーで野球以外のスポーツ賭博に手を染め、大谷の銀行口座からブックメーカーの関係者に送金されていた点について、大谷選手は誰かに送金を依頼したことはないとした。そして、「彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ皆に嘘をついていたというのが結論」と語った。
口座へのアクセス、信頼していた仲ならあり得ない話ではない?
もっとも、疑問が残ったのは、水原氏はどうやって大谷選手の口座にアクセスしたかだ。考えられるのは、水原氏が自由にアクセスできたから、ということになる。
この点はSNSでも、大谷の脇の甘さを指摘する声が上がった。一方、信頼していた仲ならあり得ない話ではないのではといった声もあった。
「信頼している仲」という観点からすれば、たとえば夫婦間であれば、どうか。双方で口座を管理し合い、暗証番号なども把握してはいないだろうか。
そこで、J-CASTニュースBiz編集部は4組の夫婦に取材。家計の管理の実態に迫った。
取材したのは、40代男性と30代女性の「A夫婦」、40代男性と30代女性の「B夫婦」、40代同士の「C夫婦」、40代同士の「D夫婦」である。
仮に水原氏が大谷選手の口座にアクセスできるとしたら、それは夫婦で同一の口座を使っている状態、と言い換えられるだろう。
その仮定にたった今回の取材の結果、A夫婦、B夫婦、C夫婦の3組はいわゆる「夫婦別財布」。D夫婦のみ、夫婦で同一の口座を使っていた。
まずはA夫婦、B夫婦、C夫婦の3組だが、3組ともお互いの口座の暗証番号や残高を「知らない」と回答した。
一方、「夫婦で同一の口座を使う」D夫婦では、家庭の家計は夫と妻のもの、それぞれに入金/出金の動きがあるという。D夫婦の間では、お互いに相手の口座から自由に出金が可能な状況にあった、というわけだ。
なお、A夫婦、B夫婦、C夫婦は共働き、D夫婦は夫のみ就業・妻は専業主婦だというが、皆さんの家庭では、どのような方法で家計を管理しているだろうか。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)