子どもはけっこう「悪知恵」働かせる 子どものスマホゲーム「無断課金」平均額33万円 親がとる対策は?国民生活センターに聞く

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親のスマホを渡す時、必ずアカウントをログオフする

【事例4】

   中学生の息子は、私名義で契約し息子を利用者登録したスマホを使用している。スマホ通信料は私のクレジットカードで支払っている。

   通信料が高額になっていることが気になり内訳を調べると、5か月間で約5万円がオンラインゲームのアプリで使われていた。

   今は息子のスマホにフィルタリングをかけ、キャリア決済の上限額を引き下げたが、そのように予防ができることを知らなかった。(2023年9月・中学男子・40歳代母親)

【事例5】

   「クレジットカードの引き落しができなかった」とクレジットカード会社から連絡があり調べると、1年前から中学生の息子が無断で総額約55万円をゲームに課金していた。数年前にゲーム課金以外の目的で息子のスマホにクレジットカード番号を入力したことがあった。

   私は忘れていたが、息子は覚えていてゲーム課金したようだ。

   息子はさまざまなゲームを利用しており、課金したゲームごとに課金金額を把握するのは難しい。どうしたらよいか。(2023年2月・中学男子・50歳代母親)

   こうしたケースから国民生活センターでは、子どもの無断課金につながる危ない場面として以下の3つをあげて、注意を呼び掛けている【図表】。

(1)保護者のスマホやタブレット端末を、保護者のアカウント(AppleやGoogleのアカウント)にログインした状態で子どもに渡す。子どもは保護者のアカウントに登録された決済方法(クレジットカードなど)で、簡単に課金できてしまう。子どもに渡す時は必ずログオフすること。
(2)保護者の古いスマホやタブレット端末を、自宅のWi-Fiにつなげて遊ばせるため、保護者のアカウントにログインした状態で子どもに渡す。(1)と同じく、子どもにお金の入った財布を渡すようなもの。
(3)子ども専用のスマホやタブレット端末を契約し、「ペアレンタルコントロール」機能を設定しないまま、子どもに渡す。ペアレンタルコントロール機能を利用すれば、子どもは勝手に決済できない。
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