人気シリーズの最新刊が、いよいよ――。
直木賞作家の米澤穂信さんによる人気作「小市民シリーズ」の、最新作『冬期限定ボンボンショコラ事件』の書影(表紙の画像)が、東京創元社の公式X(@tokyosogensha)で2024年3月26日に公開された。
同書は4月30日発売予定。表紙のイラスト(装画)は、おなじみとなったイラストレーター・片山若子さんによるものだ。Xでも話題になっている。
シリーズ累計80万部突破の人気シリーズ
2001年に『氷菓』でデビューした米澤穂信さんの最新作『冬期限定ボンボンショコラ事件』は、『春期限定いちごタルト事件』(2004年)、『夏期限定トロピカルパフェ事件』(2006年)、『秋期限定栗きんとん事件』(2009年)に続く、「小市民シリーズ」四部作の〈冬〉の巻となる。
東京創元社の公式X(@tokyosogensha)では「シリーズ累計80万部突破!」「春夏秋冬 四部作、いよいよ冬の巻刊行!」などと投稿。同シリーズは、2020年刊行のシリーズ番外編『巴里マカロンの謎』以来、4年ぶりの新作となる。
一連のシリーズでは、名探偵になどならず、「小市民」として慎ましく生きたいと願っているのにさまざまな謎に出合ってしまう、2人の高校生・小鳩常悟朗(こばと・じょうごろう)と、小佐内ゆきによる「おかしな日常と推理」を描く――。
『冬期限定ボンボンショコラ事件』は、東京創元社のサイトによると、「シリーズ最大の事件を描く冬の巻いよいよ刊行!」とも紹介されている。
X上では「ずっと待ってました!!本編がとても楽しみです」、「読むのが楽しみであり、読み終わるのが寂しい!」、「待ちに待ち、さらに待って待ち続けた甲斐があったー!」、「おおおお! ついに小市民シリーズの四季が揃う!」などの期待の声が上がっている。
なお、「小市民シリーズ」は2024年7月から、テレビ朝日系でテレビアニメの放送も予定されている。
米澤穂信さんは2001年に『氷菓』で、第5回角川学園小説大賞奨励賞を受賞してデビュー。21年『黒牢城』で第12回山田風太郎賞受賞、22年には同作品で第166回直木賞を受賞している。