プロ野球大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手が、2024年3月26日(日本時間)、違法賭博に関与した疑いのある元通訳の水原一平氏について会見を行い、自身の違法賭博への関与を完全否定した。
約12分にわたる説明に日本ファンからは安堵の声が上がるも、米国ファンからは厳しい声も相次いだ。
時折手元の資料に視線を落としつつも、前を見据えて説明
水原氏の違法賭博問題については、水原氏が大谷の資金を違法なブックメーカーで賭けるため「大規模な窃盗」に手を染め、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が違法ブックメーカーに送金されたと複数の米メディアが報じている。
水原氏は当初ESPNの取材に対して「ブックメーカーに賭けて負った借金の肩代わりを大谷選手に頼んだ」と明らかにしたが、取材した翌日に「大谷は水原氏の借金を知らず、ブックメーカーに送金していない」と前言を翻したという。
大谷選手は26日、チームの本拠地ドジャー・スタジアムで会見を行い、声明を読み上げる形で経緯を説明した。
「まず、僕自身も信頼していた方の過ちというのを、悲しいというか、ショックですし、今はそういう風に感じています」と率直な気持ちを明かし、「まず初めに僕自身は、何かに賭けたりとか誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだり、ということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことももちろん、全くありません」と自身が賭博に関与していた可能性を完全否定した。
その上で、「結論から言うと、えー、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんな......僕のまわりみんなにウソをついていたというのが、結論から言うとそういうことになります」と語った。
大谷選手は約12分間の会見中、時折手元の資料に視線を落としつつも、前を見据えて説明を行った。こうした説明について、日本のファンからは大谷選手に理解を示す声が相次いだ。。