「自分が本当にやりたい仕事が何か、わからない!」 就活で悩みぬいたZ世代・学生が「漠然とした志望動機」に自信を深めたワケ(1)

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「あなたが本当にやりたい仕事は何?」と問われ続けて...

   私に相談をしてきた学生は、友人の薦めで私の著書を一読し、居ても立っても居られず連絡したという、就職活動中の女子学生でした。

   彼女は、就活を始めて以来、毎日のように「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)を踏まえて、「あなたのやりたいことは何?」「就職の動機は何?」と問われ続けることに、疲れ果ててしまったというのです。

   大学のキャリアセンターに行くと、就活用の自己分析を受けさせられ、業界研究を促され、応募先の企業を定めることに。

   提出用のエントリーシートに記入するため「志望動機は一体何か」「どのような職に就き、やりたい仕事は何か」と問われます。企業の選考審査の必須事項であり、採用面接に行けば必ず尋ねられるというわけです。

   しかし、彼女は「考えれば考えるほど、自分が本当にやりたいことは何か、ずっと続けたい仕事が何かなど、分からなくなってきた」と、すっかり悩んでしまったのです。

   こうした悩みは毎年のように教え子たちから聞いており、特に珍しいものではありません。

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