過去の性被害を告発した元俳優の若林志穂さんが、2024年3月24日にXで、性被害を受けた「その後の苦しみも分かってほしい」として思いを明かした。
「怖くてその様な行為で気持ち良くなる事は二度と来ないです」
若林さんは、1991年スタートの連続ドラマ「天までとどけ」(TBS系)で長女・待子役を演じて人気を博し、2009年に芸能界を引退した。23年11月にXでのライブ配信で、芸能界にいた頃に、ドラマ・映画で共演したミュージシャンに違法薬物を使った性暴力を受けたと告白。24年1月には「複雑性PTSD」を発症していたことも明かしている。
若林さんは3月24日にXで、「性被害に遭われた方々(私も含め)のその後の苦しみも分かってほしいです」と書き出し、「ストレートに言わせて下さい。男性不信になりセックスが怖いです。気持ちがいいと感じたこともないです」と告白した。
若林さんが話した性被害について「妄想」だと言われることがあるとしたうえで、「恋をして人を愛したその後の事を考えたくもありません。恐怖しかありません」と訴えた。「性被害に遭われた他の方々とお話しをしたことはありませんが」としつつ、「私は怖くてその様な行為で気持ち良くなる事は二度と来ないです」と明かした。
続く投稿では、「子供は好きですし、『ママ』や『お母さん』と呼ばれてみたいと思いますし、自分の子供の成長ぶりも見てみたいと思った事もあります」と願望を明かす。しかし、「私には二度と経験できないと思います」と吐露。「恥を承知で具体的にお話しをしました事をお許し下さい。女性としての喜びは断たれてしまいました」とつづった。
「心で人を愛する事や愛おしく思う事は以前よりもあるのかも」
一方で「心で人を愛する事や愛おしく思う事は以前よりもあるのかもしれません」という。「女性としての喜びはなくなりましたが、今という時間を一日一日大切に過ごす喜びを経験出来ています。幸せの形は100人いれば100通りの形があります。こんな恋もいいのかもね」との考えも明かした。
しかし、加害者に対しては「許せるか許せないかと言ったら、謝罪もなく許す気持ちにはなりません」と怒りを滲ませる。
また、若林さんは一連の投稿に誹謗中傷が寄せられたとして、「性被害に遭われた方やいじめやDV、子供への虐待、モラハラ、セクハラ、の被害を少しでも無くさなくてはいけないと思います。被害に遭ってから動き出しても遅いのです。加害者になる前に止めなくてはならないと思います」と訴えた。続けて「日本がもっと重きをおいて考えて頂きたいです」と呼びかけた。
性被害に遭われた方々(私も含め)のその後の苦しみも分かってほしいです。
— 若林志穂 (@s96shiho) March 24, 2024
本や海外ドラマ、洋画などで性被害に遭われた方々のお話しを読んだり観たり自分なりに納得するまで独学で勉強した。ストレートに言わせて下さい。男性不信になりセックスが怖いです。気持ちがいいと感じたこともないです。
→私の性被害の話を妄想だと言う方がいますが、恋をして人を愛したその後の事を考えたくもありません。恐怖しかありません。もし今人を愛したとしてもセックスは怖いです。性被害に遭われた他の方々とお話しをしたことはありませんが、私は怖くてその様な行為で気持ち良くなる事は二度と来ないです。
— 若林志穂 (@s96shiho) March 24, 2024
→子供は好きですし、『ママ』や『お母さん』と呼ばれてみたいと思いますし、自分の子供の成長ぶりも見てみたいと思った事もありますが、レイプされた私には二度と経験できないと思います。恥を承知で具体的にお話しをしました事をお許し下さい。女性としての喜びは断たれてしまいました。
— 若林志穂 (@s96shiho) March 24, 2024
→身体で感じる事が出来なくなりましたが、心で人を愛する事や愛おしく思う事は以前よりもあるのかもしれません。私は神様からギフトを頂いたんだと今は思えるようになりました。加害者を許せるか許せないかと言ったら、謝罪もなく許す気持ちにはなりません。
— 若林志穂 (@s96shiho) March 24, 2024
→女性としての喜びはなくなりましたが、今という時間を一日一日大切に過ごす喜びを経験出来ています。幸せの形は100人いれば100通りの形があります。
— 若林志穂 (@s96shiho) March 24, 2024
こんな恋もいいのかもね。
今も誹謗中傷が来ましたが、私は性被害に遭われた方やいじめやDV、子供への虐待、モラハラ、セクハラ、の被害を少しでも無くさなくてはいけないと思います。被害に遭ってから動き出しても遅いのです。加害者になる前に止めなくてはならないと思います。日本がもっと重きをおいて考えて頂きたいです。
— 若林志穂 (@s96shiho) March 24, 2024