プロ野球大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(24)が2024年3月26日(日本時間)、違法賭博に関与して球団を解雇された元専属通訳の水原一平氏(39)に関する会見を行う。複数のスポーツ紙が報じた。
各メディアの報道によると、水原氏は21年から米カリフォルニア州では違法とされるブックメーカーで野球以外のスポーツ賭博に手を染め、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)がブックメーカーの関係者に送金されたという。
「本人が会見を開くと聞いてホッとした」
水原氏を直撃取材した米スポーツ専門チャンネル「ESPN」(WEB版)によると、当初、水原氏は「ブックメーカーに賭けて負った借金の肩代わりを大谷選手に頼んだ」と明らかにしたという。ところが取材した翌日に水原氏が前言を翻し、大谷は水原氏の借金を知らず、ブックメーカーに送金していないと説明したという。
水原氏による違法賭博問題は、韓国ソウルでの開幕シリーズ初戦(20日)後に発覚し、球団から解雇された。各メディア報道によると、水原氏は試合後にドジャースの選手たちの前で「ギャンブル依存症」であるとことを告白して謝罪したという。
大谷は韓国滞在時から米国に戻った現在に至るまで、水原氏の違法賭博問題に関して明言を避けており、26日の会見で騒動後、初めて自らの口で説明することになる。
インターネット上では、大谷が初めて公の場で肉声を発することに注目が集まっている。
Xには「本人が会見を開くと聞いてホッとした」「大谷翔平さん明日会見 早く潔白を証明して欲しいですね」「中途半端な内容にならないことを願ってるよ」と大谷を気遣う声が。
このほか、「明日の大谷翔平の会見には何も期待しない」「失言...しなければいいけど...」「こんな拷問会見みたく無いですね」「大谷の人生で最もタフな会見の場に一平が通訳として存在しないことはなんとも皮肉だと思う」などのコメントも寄せられた。