日本国内の「頭打ち」感こんなところにも...? JAL「飛行機買い替え」が映す社会の現状

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国内線は路線によって回復に差、戻りきらないビジネス需要

   対する国内線の事業規模は、25年度は19年比で98%を見込んでおり、国際線に比べると伸びしろが少なく、需要が頭打ちになっている状態だ。

   767の国内線仕様は252人乗り、261人乗りの2種類がある。後継のA321neoはJALが初めて導入する機材だが、発表資料には「180~220席」とある。

   斎藤氏によると「(2つ通路がある)767から単通路のA321neoに小型化をして需給の適合を図る」。小型化の理由を

「(「コロナ前」と比べて)需要の95%ぐらい回復しているが、若干、路線方面によって回復具合に差がある。もしくは、ビジネス需要が戻りきらないことが今後続いていく」

と説明した。将来的に生産労働人口が減少していくことにも言及した。JALでは地域との関わりを持つ「関係人口」を増やすこともうたっており、

「新しい需要を創出するとともに、ネットワークをしっかり維持していくということが極めて重要」

とも指摘。赤坂氏もこれを受ける形で、「人口減少の現象というのは、止めようがない話」と指摘した。さらに「関係人口」のあり方について

「やはり1人の人が都会に行ったり地方に行ったり、こういうことをやらない限り、地域経済社会の維持はこれから難しいと思う」

などと話した。

   今回の発表とは別に、ボーイングの小型機「737-800」の後継として「737-8」21機を国内線向けに26年度から導入することが決まっている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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