「メジャーでのプレーを夢見て挑戦し続けていた。その覚悟は相当強い」
スポーツ紙デスクは、こう指摘する。
「現実問題として、メジャーでプレーするのは厳しいと思う。32歳という年齢を考えると優先順位が下がるし、米国で際立った実績がない。筒香には以前から日本の複数球団がラブコールを送っています。和製大砲としてDeNAで4番を張り続けていただけに、戦力として計算できる。
あとは筒香がどう考えるか。米国で野球人生を全うしたいと考えている可能性も十分にある。今まで何度も日本に戻ってくるタイミングがあったけど、メジャーでのプレーを夢見て挑戦し続けていた。その覚悟は相当強い」
子供のころから夢見ていたメジャーで成功したいという思いは誰よりも強い。一方で、置かれた立場を考えて、さまざまな思いがあるだろう。筒香の決断は――。(中町顕吾)