「9浪はまい」の浪人生活は終わっていなかった 濱井正吾さんが語る大学院進学の夢【インタビュー後編】

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   「9浪はまい」こと、教育系ライターの濱井正吾さんは1990年11月11日生まれ。2018年4月、27歳にして早稲田大学教育学部国分学科に入学し、無事4年で卒業した。高校卒業から9年を経ての入学は、その歳月の長さが示す通り紆余曲折の連続だったという。そして今、大学院進学を目指し「新たな浪人生活」に入っている。

(聞き手・構成/J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)

  • 9浪の末に早稲田大学に入学した濱井正吾さん
    9浪の末に早稲田大学に入学した濱井正吾さん
  • 濱井正吾さん
    濱井正吾さん
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  • 濱井正吾さん

つらい浪人生活、見いだせた「成長している」という楽しみ

――今回インタビューするにあたって、他メディアに掲載された濱井さんの記事を見て経歴を確認したのですが......早大に入学する前に別の大学に現役で入学し、留年なしで卒業なさっていたんですね。

濱井正吾さん そうなんです。

――つまり、早大に入学するまで、現役から9年遅れているから9浪と......。では実際に、「第1志望」早稲田大学を目指して純粋に浪人していた期間はどれぐらいでしょうか。

濱井さん 高校3年生の時から早稲田への憧れはありましたが、残念ながら学力が早稲田を受けるレベルにこれっぽっちも引っかかっていなかったので、受験しませんでした。6浪目、7浪目にはセンター試験を受けたのですが、そこでも半分すら取れなかったのでまだ全く「足りていない」と感じ、やはり受けませんでした。実際に受けたのは8浪目と9浪目でした。
8浪目は教育学部に加え、社会科学部、商学部、文学部。9浪目は教育学部、文学部、文化構想学部、スポーツ科学部、人間科学部を受けました。

――浪人時代につらかったこと、何でしょうか。

濱井さん 模擬試験の結果を見て、「学力が志望校に足りている」という実感が湧くまでは、とにかくつらかったです。それを確信できたのは9浪目で、モチベーションがさらに高まりました。この辺りから、つらい浪人生活の中に「自分が成長している」という楽しみを見いだせるようになりました。
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