新卒と中途入社、どちらも活躍できる日本企業ランキング 上位30社の魅力は「公平な評価」と「徹底した実力主義」

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中途入社に積極的に学習機会を与える最先端企業

――上位30社を見ると、システム運用やコンピューター、通信機器、半導体、精密機器といった、いわゆる最先端技術の企業が計11社(37%)も占めています。こうした業界は、なぜ新卒と既卒ともにフラットな評価を受けるのでしょうか。

オープンワーク広報 最先端技術の11社には、「伊藤忠テクノソリューションズ」「セイコーエプソン」「富士通」「オリンパス」「京セラ」などが入っています。こうした企業のクチコミには、「近年、中途採用に積極的である」といった声が見られます。

エンジニアなどのIT人材の獲得が厳しさを増すなか、従来のように新卒一括採用によって社員を育成するだけでなく、中途採用にも力を入れていることが考えられます。

たとえば、「オリンパス」では「大手かつ医療機器メーカーらしく、保守的で閉鎖的に思われます。近年は外資系競合からの転職者も多く、中途採用者の多い部署等では比較的モチベーションが高い方も多いイメージです」(エンジニア、新卒入社、男性)といった声が寄せられています。

また、組織としての変化に加えて、中途入社者に積極的に学習機会を与えていることも大きいです。たとえば、「富士通」では、「社風はフラット。大学の派閥などありません。中途社員の方も実力があれば幹部社員になれます」(インフラエンジニア、中途入社、男性)という声がありました。

「伊藤忠テクノソリューションズ」でも、「(中途入社者に対しては)用意されている研修などを取捨選択して、自己研鑽を積むことができる環境」(営業、中途入社、男性)など、外部から多様な人材を受け入れるフラットな社風や、研修や学習機会が豊富に用意されていることを特徴として挙げる声も見られました。

中途入社者は、自分に合ったキャリアステップを歩める環境を求めて転職先を選んでいます。だからこそ、充実した学びの機会があることは成長意欲のある中途入社者の活躍を促し、評価されるポイントと考えられます。
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