米大リーグのドジャースが2024年3月21日(日本時間)、違法賭博への関与を理由として大谷翔平選手の専属通訳の水原一平氏を解雇したことを米メディアなどに対して明らかにした。
これを受け、大谷選手が日本ハムファイターズ時代に語った周囲への「信頼」にまつわるコメントが改めて注目を集めている。
チームメートからの質問に「心の底から信頼している人はいないです」
水原氏の違法賭博問題については、水原氏が大谷の資金を違法なブックメーカーで賭けるため「大規模な窃盗」に手を染め、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が違法ブックメーカーに送金されたと複数の米メディアが報じている。
公私ともに支えた水原氏の解雇に、SNSでは大谷選手のメンタル面を心配する声が多く上がっている。そんな中、注目を集めているのは大谷選手による17年11月のトークショーでのコメントだ。
司会の男性が同期入団の日本ハムファイターズ・鍵谷陽平投手からの「勝手に僕は翔平のことを弟みたいに思っているのですが、翔平はいつになったら心を開いてくれますか?」とのメッセージを読み上げると、大谷選手は笑いながら軽く頷いた。
司会から「鍵谷さんに心、開いてないんですか?」と問われると、「開いてないですね、ハハハハハ」と笑い声をあげた。
司会の「開いてない?」との追撃にも、「あんまり心開かないタイプなので、ハイ」と笑顔で続けた。
「チームの中で心を開いてる選手はいます?」と聞かれると、「いないですね」と即答。「ゼロ!?」と驚愕する司会に、「はい。心の底から信頼している人はいないです」と応じた。