「水原さんは大谷選手と同じメンタリティーで仕事」
西武ライオンズで7年、横浜ベイスターズで7年、計14年で40人以上の選手を担当してきた篠田氏。自身の経験から、大谷と水原さんの間には、しっかりとした仕事上の信頼関係があったと感じたという。
篠田氏は「通訳を経験した者からみると、水原さんと大谷選手の距離はかなり近いと感じていました」と指摘し、その理由を次のように述べた。
「大谷選手と水原さんの結びつきは、日本の球団の通訳と外国人選手よりも強いと思います。アメリカに行く日本人の通訳は選手の契約に紐づいているので、一心同体のような感じになります。水原さんは運転することも通訳としての仕事だというスタンスで食事などもその延長だったと思います。日本に来る外国人選手の通訳はそこまで求められていませんし、基本的に選手が球団に求めない限り、プライベートに関してサポートする必要はありませんから。水原さんは大谷選手と同じメンタリティーで仕事に取り組み、大谷選手も信頼していたと思います」
現時点で水原氏の違法賭博への関与の詳細は不明だが、地元メディア「ロサンゼルスタイムズ」(WEB版)によると、大谷の代理弁護士が、水原氏が大谷の資金を違法なブックメーカーで賭けるため「大規模な窃盗」に手を染めたと告発したという。