【2025年卒就活生】3月1日内定率40%超のハイペース 専門家は「焦る必要全くナシ」「採用意欲ものすごく高い」

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しっかり就活に取り組めば、納得の1社に出会える!

――なるほど。そんななかでも、特に理系が急にドーンとアップしています。2月1日に比べ、プラス25.3ポイントも上がりました(文系はプラス12.2ポイント)。この理由はどこにあるとお考えですか。

栗田貴祥さん 例年この時期、理系の大学生の就職内定率は、文系の大学生と比較しても高くなる傾向があります。

たとえば、2024年卒の文系の内定率は2月1日時点で19.7%、3月1日時点で28.2%ですが、理系は、2月1日時点は20.3%、3月1日時点は35.3%となっていました。

昨今、理系については、エリアや業種、従業員規模などを問わず、DX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)人材需要の高まりによる人材獲得競争が特に激しくなっているため、この内定率の高さに繋がっていると思われます。

――3月1日時点で40.3%と、非常に高い内定率が出ている中で、2025年卒の就活中の学生は、どのように就活に取り組むべきかアドバイスをください。

栗田貴祥さん 調査対象の学生のみなさんからは、「3月から本格的に開催されるセミナーや説明会に参加し、自分が何をしたいのかを明確にしたい」という就職活動に前向きに取り組もうとする声のほか、「周囲の学生と比較してしまい、自分に自信が持てない」といった不安の声もあがっています。

ただ、企業の採用意欲は堅調です。しっかりと就職活動に取り組んでいけば、納得の1社に出会える可能性は広がるはずです。

就職活動に励んでいる学生の皆さんには、周囲の状況にとらわれることなく、セミナーや説明会に参加したり、選考プロセスに参加したりすることで、自分なりの選択基準を確かめながら、納得感の持てる企業選びを着実に進めていただければと思います。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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