ヴィジュアル系エアバンド「ゴールデンボンバー」の鬼龍院翔さんが2024年3月19日にXで、自身の楽曲がAIに学習されることについて「僕自身は学習されて全然良いと思っています」として、私見を述べた。この投稿に、賛否の意見が寄せられている。
「僕の楽曲が消えてしまうわけではなくこの世に存在し続ける」
鬼龍院さんはXで、18日に配信を開始した「配信者に便利な歌抜きBGM集」のAIで生成したジャケット写真を差し替えたと報告。「『画像生成AIの絵を使うべきではない』というご意見を多数いただきました」と明かした。
「法律や規約上で問題がないかを事前に調べてもらい問題はないとのことだったので使用した」としつつも、「ご意見をいただくということは2024年の現段階ではまだ議論の余地があると受け取り、現時点では差し替えておこうということになりました」と経緯を説明した。
鬼龍院さんは、「あなた自身もクリエイターなんだから使うべきではない、あなたの楽曲が音楽生成AIの学習に使われたら嫌ですよね?」との意見が寄せられたとして、「僕は全然良いです」と明言する。「AI学習に使われて似ている曲が他の人の手によって出来たとしても、それは僕も同じことで、今までの人生の中で聴いてきた音楽を学習して似ている曲を作っているに過ぎないと思っていますし、複数の影響を受けることによって新しい物が生まれることがこの世の中には沢山あると考えているからです」と持論を展開。
続けて「AIに学習されたとしても、僕の楽曲が消えてしまうわけではなくこの世に存在し続けるし、僕自身は学習されて全然良いと思っています」と自身の考えを明かした。
一方で、「これは一個人である僕だけの感覚であって、他のクリエイターさん皆が現在そう思っているわけではないと思ったので」として、ジャケット写真を差し替えたと改めて言及した。