大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)が球団から解雇された。複数の米メディアが2024年3月21日(日本時間)に報じた。地元メディア「ロサンゼルスタイムズ」(WEB版)によると大谷の代理弁護士が、水原氏が大谷の資金を違法なブックメーカーで賭けるため「大規模な窃盗」に手を染めたと告発したという。
「大谷の金数百万円盗んでギャンブル代に」
水原氏は大谷が18年に日本ハムからロサンゼルス・エンジェルスに移籍した当初から通訳として公私にわたりサポートをしてきた。エンジェルス時代はベンチ入りして大谷のキャッチボールの相手を務めた。21年オールスターゲームのホームランダービーでは大谷が打席に立った際に捕手を務めるなど野球ファンにとって馴染みの存在だった。
ドジャースの開幕戦が行われた韓国では大谷の人気が非常に高く、スポーツ紙のみならず一般紙も水原氏の解雇を速報した。
「朝鮮日報」(WEB版)は「影の通訳の裏切り...大谷の金数百万円盗んでギャンブル代に」とのタイトルで速報。記事では「一平は大谷が大リーグに進出してから今まで通訳を務めており、ほとんどの日程を共にし『影の通訳』と呼ばれ大谷と親しい姿を見せていた」と解説した。
「中央日報」(WEB版)は「大谷のお金数百万ドルを盗んだ...病気の時に大谷の世話をした通訳の裏切り」とのタイトルで記事を展開。「一平は大谷が大リーグで選手生活を送る間ずっと一緒だった。野球場へ移動する際に運転をしたり、病気になったときに看病したり親密な関係だった」と記した。