米大リーグのドジャースが大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏を、違法賭博への関与を理由に解雇したと、2024年3月21日(現地時間20日)に米複数メディアが報じた。
大谷選手を公私ともに支えた水原氏のトラブルに、野球ファンに激震が走っている。
野球ファンからの信頼も厚かった
水原氏はエンゼルス時代から大谷選手の専属通訳を務めてきた。渡米直後は球場までの運転を行っていたほか、キャッチボールに付き合うなど公私問わず大谷選手の支えになってきた。
23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンの通訳も務めて、チームの勝利を選手らとともに喜ぶ場面もあった。
アメリカの日刊紙ロサンゼルス・タイムズは「Shohei Ohtani's attorneys accuse interpreter of 'massive theft' tied to alleged gambling(大谷翔平の弁護士、賭博疑惑に絡む『巨額の窃盗で通訳を告発』」として水原氏の違法賭博への関与を報じた。水原氏には、違法なブックメーカーでの賭博のため、大谷選手の資金に手をつけた疑いがあるとしている。
球場では大谷選手のものと並んで水原氏の応援ボードを掲げるファンもいるなど、野球ファンからの信頼も厚かった水原氏の電撃解雇に、Xでは「水原一平」「一平さん」「一平マジ」「ドジャース解雇」「巨額の賭博疑惑」などのワードがトレンド入りした。