柏木由紀は卒コンで何を語ったか――「天職」アイドル生活の集大成 現場では報道陣からも拍手が

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高橋みなみとの「RIVER」披露で抱いた感慨

   グループの歴史にも思いをはせた。「一番グッときたところ、ポイント」を聞かれて挙げたのが「RIVER」(09年)。AKB48はオリコン週間ランキングで初めて1位を獲得し、本格的にブレイクするきっかけになった楽曲だ。09年のNHK紅白歌合戦でパフォーマンスした曲のひとつでもある。

   今回のコンサートでは、柏木さんと高橋さんのダブルセンターで披露。柏木さんによると、RIVERは、まだAKB48の知名度が低い時代に「みんなで力を合わせて、このRIVERがどうにか世に届いてほしいって、すごくみんなで気合いを入れて頑張って歌っていた曲」。発売時は「本当に後ろの端っこで、たかみなさんの背中を追いかけるのに必死だった自分」だったが、14年半を経て改めて共演が実現した感慨を口にしていた。

「たかみなさんが『一緒に歌おうよ』と言ってくれて、こうやって2人でAKBの先頭に立ってRIVERを歌ったというのが、私は本当に感慨深くて...」

   1曲目の「火山灰」は、柏木さんの代表曲のひとつ。柏木さんにとって、鹿児島は「毎日アイドルのことしか考えられないぐらい、『私は将来アイドル以外何ができるんだろう』というぐらい、本当にそういう夢を見つけた大事な場所」だ。グループ在籍中は多忙で帰省する機会も少なかったが、卒業後は「1回長めに地元に帰りたいです」とだけマネジャーにお願いしているといい、

「AKBを卒業してから地元にゆっくり帰るのが今の楽しみです」

と笑顔を見せていた。

   記者会見は、冒頭の写真撮影を除いた質疑応答部分だけで約24分。いわゆる「囲み取材」と呼ばれる形式の中では比較的長時間で、終了後は報道陣から拍手が起きた。

   柏木さんは4月30日に東京・秋葉原のAKB48劇場で開かれる卒業公演で正式にグループを離れる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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