元俳優の若林志穂さんが2024年3月18日にXで、ライブ配信を行い、誹謗中傷があるとして自身に「ぶつけてこないでください」と呼びかけた。その後、「何故日本はいじめられた側やパワハラ、セクハラの被害を受けた側の治療をメインにするのか」などと訴え、共感の声が寄せられた。
若林さんは、91年スタートの連続ドラマ「天までとどけ」(TBS系)で長女・待子役を演じて人気を博し、2009年に芸能界を引退した。
「彼にチャンスをあげたつもり」「でもそれを彼は受け付けなかった」
若林さんは23年11月のXでのライブ配信で、芸能界にいた頃にドラマ・映画で共演した「日本を代表する」「大先輩」のミュージシャン「N」から違法薬物を使った性暴力を受けたと告白。24年1月23日には、「複雑性PTSD」を発症したことも明かしている。
3月18日に行ったXのライブ配信では、この告白以降「N」の一部ファンから、「Nさんのファンをあなたは傷つけている」などと誹謗中傷が届くと明かした。
若林さんは、「そういう暴力的なことをやったのはNさん」と強調。過去、「N」に対して、会って謝罪をしてほしいと伝えたといい、「私は彼にチャンスをあげたつもりなんですよ。でもそれを彼は受け付けなかったんですよ」と話した。
その上で、若林さんは「私が(Nの)ファンの人を傷つけたんじゃなく、Nさんがファンの人を傷つけてるんです。裏切ったんです。それを忘れないでほしい」と訴えた。
「私はNさんのファンの人を傷つけたいがために言ったわけじゃありません。ファンの人を裏切って傷つけたのはNさんです。それを消化しきれてない方が、私にぶつけてくるんだと思ってます」とも主張。「難しい作業かもしれないけれども、苦しい作業かもしれないけれども、私に誹謗中傷という形でぶつけてこないでください」などと呼び掛けた。
配信後には「これでは、被害者はなくならない」訴え
同日、若林さんはXを更新。「海外はいじめをした側の治療をするのに、何故日本はいじめられた側やパワハラ、セクハラの被害を受けた側の治療をメインを先にするのか」(原文ママ)と疑問を呈し、「これでは、被害者はなくならない」と訴えた。
この投稿には、「確かに被害側がその後に色々と強いられる事が多いと思う」「被害者に厳しく加害者に甘いのが不思議」「確かに...加害者側の治療が必要」など、共感する書き込みが寄せられている。
— 若林志穂 (@s96shiho) March 18, 2024
海外はいじめをした側の治療をするのに、何故日本はいじめられた側やパワハラ、セクハラの被害を受けた側の治療をメインを先にするのか。これでは、被害者はなくならない。
— 若林志穂 (@s96shiho) March 18, 2024