ロシア大統領選(任期6年)で、現職のウラジーミル・プーチン大統領(71)が通算5選を決め、勝利宣言した。2024年3月18日(日本時間)にメディアが報じた。
中央選管の暫定集計によると、開票率99%でプーチン氏が87・33%を獲得したとされている。
軍事作戦に批判的な元下院議員らは、立候補を認められず
プーチン氏は、「選挙結果は国民の信頼」だとして、22年にウクライナ東・南部4州を一方的に併合宣言し、侵攻するなどの行為を正当化した。6年後に再選されれば、最長で36年まで2期12年間、政権運営が可能になる。
今回は、プーチン氏以外には、「体制内野党」とされる3人が立候補し、軍事作戦に批判的な元下院議員らは、事務手続きの不備を理由に立候補を認められなかった。
2月に死亡した反体制指導者のナワリヌイ氏の妻ユリアさんの抗議行動呼びかけで、モスクワなどの投票所に行列ができた。米ABCテレビなどによると、投票を妨害したなどとして、17都市で75人が当局に拘束された。