普及のカギ握るバッテリーと充電インフラ
今後のEV普及について、まず先進国での広がり方、長期的には爆発的に置き換わる可能性はあると鈴木氏はみる。
「EVのバッテリーは寒さに弱く、HVのようにエンジンに切り替えることもできない。バッテリー自体に改善の余地があります。また、充電インフラも整っていません」
だが、EV走行はエンジン車に比べ瞬発力が違い、圧倒的に静かに走れる。他の車に比べて「独特の良さ」があり、バッテリーや充電インフラの改善が進んでいけば普及が進むだろうと、鈴木氏。
また発展途上国での流行の可能性もあるという。普及自体は国の政策にもよるが、次のように考える。
「発展途上国では、1年中太陽が降り注ぐ地域が多いです。太陽光パネルを積んだEVを外に停車しておけば、電力普及にも繋がります」
すぐには実現しないだろうが、「全く可能性がないわけじゃない。むしろ先進国よりも普及する環境かもしれません」との見解を示した。
(2024年3月19日12時50分追記)一部内容を補足説明しました。