スペースXの大型宇宙船、宇宙空間に到達  大気圏に再突入後に信号途絶え、 空中分解か

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   資産家イーロン・マスク氏の米宇宙開発企業「スペースX」が2024年3月14日、大型宇宙船「スターシップ」を無人で打ち上げ、宇宙空間で軌道投入に成功した。

   しかし、地球に戻ろうと、大気圏に再突入後に信号が途絶えてしまった。

  • 打ち上げを紹介(スペースXの公式サイトから)
    打ち上げを紹介(スペースXの公式サイトから)
  • イーロン・マスク氏(写真:AP/アフロ)
    イーロン・マスク氏(写真:AP/アフロ)
  • 打ち上げを紹介(スペースXの公式サイトから)
  • イーロン・マスク氏(写真:AP/アフロ)

前回2回と比べて一定の前進

   スペースXは、将来に月や火星に飛行することも想定し、開発中のスターシップの試験飛行を続けている。

   スターシップは、アメリカ南部テキサス州にある発射場から打ち上げられ、3分後にロケットを切り離して、さらに高度を上げて飛行を続け、宇宙空間に到達した。しかし、打ち上げから約50分後、試験飛行の終盤で大気圏に再突入した後、信号が途絶え、予定していたインド洋への着水はできなかった。途中で空中分解した可能性があるとみられている。

   スターシップの試験飛行はこれで3度目となる。前回2回は、打ち上げ直後に爆発したり信号が途絶えたりしており、一定の前進はあった。

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