芸能界で言うと「『過激!』となっていく」けど... 水上恒司、アーバン・アートの「時代に対するメッセージ」に感銘

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「何も臆することなく、恐れなく、時代に対してちゃんと提示していくという姿」

   続けて「MUCA展に出ているアーティストのほとんどは政治だったり、その時代のいろんなものに対するメッセージをちゃんと体に宿して表現している部分が、心を打つものがきっとあるんでしょうし、なかなか僕の立場というか日本の芸能界でそういったことを言っていくと『過激!』となっていくからこそ、アーティストとして何も臆することなく、恐れなく、時代に対してちゃんと提示していくという姿がすごく好きですね。その中でもメッセージ性というよりも単純にパッとみた印象で僕は『チャージ』が好きです」と吐露。

   木村さんから「覆面アーティストとかやったらいいじゃん」と提案されると、水上さんは「やれますかね? バンクシーって顔がバレていないのが本当にいいなって思うんですよね」と返した。木村さんが「いいじゃん、みんなに内緒で始めちゃえ」と後押しすると、クリスチャン氏が「すでにやっているかもしれないですね」と冗談交じりに声をかけた。

   水上さんは展覧会の楽しみ方について「僕にとってMUCA展のみならず芸術とか色々なものに見て触れていくのは、こういったものを書きたいなとか、こういった表現方法があるんだと自分に刺激を与えるための時間として展覧会や展示に行きます。そういった僕ならではの過ごし方がありますし、人それぞれ色んな展示会の過ごし方があると思うので、『こういう風にしてほしい』というのは特にないです。芸術は正解がない世界なので、水上がこう言っていたなと見に来ていただいて、思いもよらない出会いとの遭遇があったら嬉しいと思います」と語った。

   水上さんは自身の展覧会を開くなど、創作活動になじみが深い。創作活動にどのような刺激があったか問われると「影が好きなので撮影の時のライトの当たり方とか考えちゃうので、直接的に大作につながるわけではないですが、創作意欲に少なからず刺激を受けているので、僕と同じように見てくださる方々にとっても刺激になったらいいなと思います」と思いを伝えた。

   会期は3月15日から6月2日まで。

(J-CASTニュース編集部 井上果奈)

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