実業家の堀江貴文さんが2024年3月13日にYouTube動画を公開し、同日に打ち上げに臨んだものの直後に爆発した、宇宙ベンチャー企業「スペースワン」の小型ロケット「カイロス」について私見を述べた。
堀江さんは宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」の取締役を務める。同社は数度の打ち上げ失敗を経て、19年に「MOMO3号機」が国内の民間単独のロケットとして初めて宇宙空間へ到達することに成功した。
「カイロス」爆発について解説
堀江さんは動画で「カイロス」の打ち上げ失敗について触れ、「自立飛行安全システムというのがこのロケットには搭載されてまして」と言及した。これは異常値を検知した場合に自動的に爆破するもので、今回はこのシステムが作動した結果のため「想定外の事態が発生して爆発したとか、そういったことではないです」と説明した。
5秒後に爆発した理由については「憶測でしかない」と前置きした上で、打ち上げ基地が「ちょっとだけ内陸にある」として、「ちょっと離床して時間が経ってから破壊しないと、射場全体が壊れたりとか、あるいは山火事が起きたりとかするんじゃないか」と指摘。そのため、5秒後から自立飛行安全システムが作動するよう設定されていたのではないかと見解を述べた。