カカオの価格上昇はさまざまな要因
調査担当者の帝国データバンク情報統括部・飯島大介氏を取材した。「ビーンショック」の影響のめどは、まだ見えないと話す。
「今回の商品値上げの原因は、カカオの先物取引市場価格が、2023年5月は1キロ400円手前だったのが、6月から2024年1月までは400円、500円、600円で推移し、24年2月は1キロ800円と2023年5月の倍になったこと」
と指摘。さらに、原産国・西アフリカの政情不安による流通ルートの混乱、熱波・水不足による不作などのさまざまな要因が重なってカカオの価格上昇が起きている。ビーンショックについては、「現段階では『いつまで』という先の予測ができない」とした。