阪神の左翼のレギュラー争いが熱い。
負けず嫌いの「若武者」燃える
好調の打撃で連日猛アピールしているのが、高卒3年目の前川右京だ。10日のオープン戦・巨人戦(甲子園)で2試合連続のマルチ安打。2回にサブマリン右腕・高橋礼から中前打を放つと、6回2死一塁で船迫大雅から右前打とバットが振れている。
昨年は33試合出場で打率.255、7打点をマーク。勝負の夏場以降はファームに降格してコンディションを崩し、リーグ優勝、日本一の瞬間を味わえなかった。
ふがいない結果で途中交代した際はベンチで悔し涙を見せるなど、負けず嫌いで知られる若武者は今季へ期する思いが強い。