佐々木朗希「メジャー挑戦」には何が"足りない"のか 「まだまだ未完成」指摘の要因

「必要なのは1年間を通じて投げ切る体の強さ」

   最速165キロの直球、150キロ近い高速フォーク、キレ味が増したスライダーは異次元で「メジャーでも十分に通用する」という見方が多いが、米国に駐在する記者は「彼に必要なのは1年間を通じて投げ切る体の強さだと思います。プロ4年間で規定投球回数に到達したシーズンが1度もないのは、まだまだ未完成だということ。能力の高さに体が追い付いていない。今年は先発ローテションを1度も離脱せず、稼働してほしいですね。規定投球回数をクリアすれば、勝ち星や防御率など数字はおのずとついてくると思います」と期待を込める。

   昨年も7月下旬に左内腹斜筋の肉離れで1カ月半戦線離脱するなど、15試合登板で投球回数は91イニングにとどまった。7勝4敗、防御率1.78は立派な数字だが、球界を代表する投手として佐々木に求める水準が高い。今年は真のエースになれるか。(中町顕吾)

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