プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんが2024年3月11日、Xを更新し東日本大震災についての想いをつづった。
「被害にあわれた全ての方々に、祈ります」
宮城県出身の羽生さんはこれまでに東日本大震災で自宅が全壊し、避難所生活も経験したことを明かしている。
羽生さんは11日の投稿で、「この日になると、毎年、あの雪の中歩いた暗くて壊れた住み慣れた街を思い出します」と東日本大震災の被災当時を振り返った。
「13年という時が経っても尚、変わらない記憶と、変わっていってしまう街や景色、自分の感情の動きに、何とも形容しがたい胸のざわめきがあります」と震災から年数が経った今でも当時の記憶は変わっていないとし、改めて被災地への祈りをつづった。
「どうか、これ以上もう、悲しい事や、辛い事が、災害が、起きませんように。地震、津波、原発、液状化、土砂崩れ、ライフラインの寸断、被害にあわれた全ての方々に、祈ります」
「3.11に生まれてきたからお誕生日お祝いできないこともあったかもしれない」
続く投稿では、「そして、この言葉も、言わせてください。2011年以降、3月11日に生まれてきた皆さんへ」として、11日が誕生日だという人々に向けた祝福のメッセージを送った。
「お誕生日おめでとうございます。どうか自分にも優しく、光溢れる1日になりますように」
投稿を見た人からは、変わらぬ被災地への想いと並び、誕生日を迎える人への気遣いを称賛するコメントが寄せられている。
「今日が誕生日で大々的にお祝いしにくいと思ってる方もいるかもしれない そんな事に気を配ったのかな」
「3.11に生まれてきたからお誕生日お祝いできないこともあったかもしれない その事にも気づかされました」
「失われた命...生まれてきた命にも 全ての人が今日という日を大切に」