「レベルが違う」能登半島地震のすさまじさ 石巻から被災地入り、直面した長期支援の課題【東日本大震災13年】

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現地に足を運び、かかわりを増やす

   発災後、珠洲市のほぼ全域で断水が続いていたが、3月10日に一部地域で水道が復旧した。飲食店も徐々に営業を再開している。希望の光は見えてきた。しかし、石巻をはじめ大型災害の被災地を見てきた原田さんは、「生活再建の道のりは、険しく長い」と感じる。

「被災した人と同じ気持ちになんて、なれません」

   遠くの場所で起きた災害を「自分事」にするのは、難しい。だからこそ現地に足を運び、かかわりを増やすのが大切なのだと原田さんは感じている。近年の災害頻発は心配だが、「寄付をしよう」「ボランティアに行こう」と、自分で何が貢献できるかを考える人は、東日本大震災当時と比べて確実に増えている。

「人を思いやる気持ちが、日本全国にあってほしい」

   石巻は東日本大震災で最大の被害が出た。同時に、多くの支援を受けた。だから恩を返していかないといけない――最後に原田さんは、こう述べた。(J-CASTニュース 荻 仁)

(この連載おわり)

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