「辞める会社やその社員との関係性による」
菓子折りや挨拶メールは「必ずしも必要ではない」と述べる人も。IT業界から転職した女性Cさんは、菓子折りを配った。理由は「配った方が無難」「お世話になった人には感謝を伝えたかった」からだ。退職時のマナーについては、次のように述べる。
「辞める会社やその社員との関係性によると思います。お世話になった・感謝しているといった気持ちがあれば菓子折りも良いものを選んだり、挨拶メールも丁寧に書いたりしますが、そうでなければ雑になります」
会社に菓子折りを配る文化がなかった人もいる。専門商社から転職した男性Dさんは、社外向け挨拶メールは送り、上司には最後に感謝を伝えて退職した。菓子折りなどのマナーがなかったため、「丁寧な慣習だと思います」と話す。一方、次のようにも語った。
「必ずしも退職が受け入れられるわけでなく、『裏切者』という視線で見てくる職場もあるため、求められてなければ必要ない気もします」