「フルリモートは生産性を上げるか?」で賛否 エンジニア、システム運用、営業それぞれの意見は

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営業「フルリモートでもコミュニケーションは大事」

   とはいえ、営業の仕事にはチームワークの部分もある。

   営業部門のCさん(30代女性)は、情報共有や意見交換、モチベーション維持のためにも、フルリモートであってもコミュニケーションは大事だという。

「うちは部門全体だとメンバーが数十人になるんですが、それだとみんな個人主義に走ってコミュニケーションって起きにくいんですよね。でも、小さなグループを組んで日報を共有すると、自然とやりとりが発生するようになるんです」

   グループの規模は「6人から8人あたりが最もいいかな」と考えており、「世代や性別を混ぜたグループ」がコミュニケーションを活性化させるのではないか、という。

「人数とかメンバー構成とかをどうするかによって、業務の成果が変わってくることもあるので、慎重にやった方がよい。ただ、このあたりを工夫するのはとても面白い。その一方で、『誰とでもリモートで気持ちよく仕事をやっていける人』というスキルも結構大事になってくるんですよね」

   ひとことで「フルリモート」や「居住地自由」といっても、それが生産性向上につながるかどうかは、仕事の内容や同僚のメンバー構成などで変わってくるようだ。

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