小さいシェア割合だが、頑張ってユーザーの心つかむ
――どういうことですか。詳しく教えてください。
担当者 【図表2】を見てください。約1年半前の2022年9月からのシェアの伸び率を見ると、総合満足度トップ3の「LINEMO」は0.1%増、「povo」は0.1%増、「ahamo」は1.3%増と、小さいシェア割合ながらも頑張ってユーザーの心をつかんで伸びていることがわかります。
一方、シェアではトップ3なのに総合満足度ではワースト3の「docomo」は1.5%減、「au」は2.4%減、「SoftBank」は0.6%減と、少しずつですが、確実にユーザーが離れているのがわかります。
――なるほど。ところで、同じ時期にシェアを伸ばした「UQ mobile」(2.2%増)や「楽天モバイル」(0.3%増)にはどんな魅力があるのでしょうか。
担当者 「UQ mobile」はKDDI=auのサブブランドです。「NTTドコモ」「KDDI」「ソフトバンク」「楽天モバイル」の大枠で見ると、シェアの比率はさほど変わらないため、同じKDDI=au系列の「au」や「povo」を契約していた方が乗り換えた可能性があります。
「楽天モバイル」に関しては新生活が間もなくという時期ですので、安さを求める方が新規契約したり、乗り換えたりした可能性があります。これは、オンライン専用プランやキャリアサブブランド全体にもいえることになります。
(J-CASTニュースBiz編集部 福田和郎)