共産党除名の松竹伸幸氏「法廷闘争」へ 集会では「現役党員」の発言も

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

党員名乗り...「これはもう立ち上がるとき」

   対談では、聴衆として参加していた共産党員を名乗る男性も発言。「これまで公然と動くことは控えてきた」というが、党大会で再審査が却下されたことで

「これはもう立ち上がるときだということで、あえて公然化を決意」

したという。ただ、その行為は規約が禁じる「分派」にあたる可能性もあり、

「公然と反党分子に協力したということで、今の共産党中央の解釈でいけば、一発除名に、多分これからなる」

とも話した。さらに、

「私はこれから仲間を広げていく。そうすると、続々と除名者が出てくる」
「続々と除名されていくと、共産党がなくなってしまうかもしれない。野党共闘の片方の柱がなくなってしまう」

とも危惧した。その上で、裁判の上で

「仮処分の決定みたいな緊急措置で、できないのか」

と質問した。平氏は、理論的には「まったくできないわけではないと思う」としながらも、「実際上は相当ハードルが高いというという印象は持っている」と、否定的な見解を示した。

   提訴を受けて、共産党広報部は次の談話を発表している。

「松竹伸幸氏の提訴はまったく不当なものである。 松竹氏の除名処分は、党規約にもとづいて厳正かつ適正に行われたものであり、この処分が適切だったことは、党の最高機関である大会で再審査請求が審査され却下されたことによって、 最終的に決着済みの問題である。 そもそも、政党が『結社の自由』にもとづいて自律的な運営を行うことに対し、 裁判所の審判権が及ばないことは、 1988年12月20日の最高裁判決でも確認されていることであり、このような提訴は、憲法にてらしても成り立たないものである」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

1 2
姉妹サイト