韓国メディアも恐れる北朝鮮でのアウェー戦、「日本選手にとって恐怖の対象」「10万人が一方的に応援」【W杯2次予選】

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   韓国メディア「OSEN」(WEB版)が2024年3月5日にサッカー日本代表の特集記事を組み、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本対北朝鮮戦に関して独自の見解を示した。日本は3月21日にホームの東京・国立競技場で試合を行い、26日は北朝鮮の平壌が予定されている。

  • サッカー日本代表(写真:AP/アフロ)
    サッカー日本代表(写真:AP/アフロ)
  • アジア杯に臨んだ日本代表(JFAインスタグラムより)
    アジア杯に臨んだ日本代表(JFAインスタグラムより)
  • 若きエース久保(JFAインスタグラムより)
    若きエース久保(JFAインスタグラムより)
  • 日本の主将・遠藤(JFAインスタグラムより)
    日本の主将・遠藤(JFAインスタグラムより)
  • 守備の要・冨安(JFAインスタグラムより)
    守備の要・冨安(JFAインスタグラムより)
  • サッカー日本代表(写真:AP/アフロ)
  • アジア杯に臨んだ日本代表(JFAインスタグラムより)
  • 若きエース久保(JFAインスタグラムより)
  • 日本の主将・遠藤(JFAインスタグラムより)
  • 守備の要・冨安(JFAインスタグラムより)

「北朝鮮で試合をすること自体が負担」

   グループBに属する日本は2戦2勝の勝ち点「6」で首位に立ち、北朝鮮は1勝1敗で2位につける。2次予選各グループの上位2チームが3次予選に進出できる。北朝鮮はすでにシリアに黒星を喫しているだけに首位日本との2連戦は2次予選突破に向けての大一番になる。

   「OSEN」は「『日本代表チーム平壌に行く!』ソン・フンミンの過去の発言話題」とのタイトルで記事を公開した。

   記事では「日本選手にとって北朝鮮は恐怖の対象である。サッカーの実力はともかく、北朝鮮で試合をすること自体が負担である。日本でも北朝鮮がミサイルを撃つたびに敏感な政治ニュースが飛び交う」と解説した。

   さらに「平壌で開催される試合で日本は10万人が一方的に北朝鮮を応援する競技場で戦わなければならない。インターネットなども自由に使用できず、写真も自由に撮れない」と指摘し、19年10月に北朝鮮で行われた22年カタールW杯アジア2次予選を振り返った。

女子代表は北朝鮮から中立地のサウジアラビアに変更

   記事によると、試合は無観客のなか平壌で行われ0-0の引き分けに終わった。試合は韓国国内でテレビ中継されず、韓国メディアは取材を許されず録画された試合映像をもとに記事を作成したという。当時、日本でも韓国対北朝鮮戦は大きな話題となり多くのメディアが報じた。当時の報道によると、試合は北朝鮮選手の反則が続出し、同行した韓国サッカー協会幹部は「戦争のような試合だった」と表現したという。

   「OSEN」は韓国のエースで国民的英雄ソン・フンミン(31)が北朝鮮戦後に語ったコメントを紹介した。

   記事によると、当時ソンは「北朝鮮の選手たちの悪口がひどくてあまり思い出したくない試合だ。怪我をせずに来ただけでも収穫」と語ったという。今回、日本が北朝鮮で試合を予定していることで、韓国ではソンのコメントが思い出され話題になっているという。

   日本が26日に北朝鮮で試合を行うことは正式決定しておらず、アジアサッカー連盟(AFC)の発表待ちの状態にある。サッカーでは北朝鮮をめぐり日本女子代表でもひと悶着あった。2月24日のパリ五輪アジア最終予選第1戦を北朝鮮で行う予定だったが、競技運営面で不透明な要素が多いことから中立地のサウジアラビアで開催となった。

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