森永乳業が2024年3月末をもって、ビン詰め牛乳をはじめ同社で扱っている「ビン容器の飲料商品」を全て販売終了する。どのような思いで提供を続けてきたのか、容器の変更を決断した背景を取材した。
ビン商品は宅配専用で7品のみ
森永乳業は1月15日に公式サイトで、宅配サービスを春から「健幸サポート便」にリニューアルすると発表した。容器をビンから、ペットボトルや紙を中心とした軽くリサイクル可能な素材に変更。「お客さまの返却する手間を省くことができます。また、容器変更に伴い、一部商品の賞味期限を延長します」という。新商品の発売に伴い、各種ビン商品を3月末で販売終了するとも報告していた。
森永乳業の広報IR部によると、同社が販売しているビン商品は宅配専用の7品(3月6日の取材時点)。牛乳販売店から客一人ひとりに届ける宅配のほか、牛乳販売店を通じて、温泉施設の売店や、自動販売機などで取り扱っているケースもあるという。
これら含めて、「現在、弊社で取り扱いしているビン容器の飲料商品は2024年3月末日をもって全て販売終了となります」とのこと。
具体的には、森永カルダス、ラクトフェリンFe、森永牛乳、濃厚エースミルク、ミルク生活 ドリンクタイプ、森永珈琲、うるおうグルコサミンの7品。あくまでビン商品のみで、同名の紙パックタイプは終了しない。