スマホ保護の基本対策徹底を
J-CASTニュースBizは、情報セキュリティーに詳しいITジャーナリストの酒井麻里子氏に意見を求めた。
「すでに多くの人が、クレジットカードをスマホから使ったり、オンラインバンクの情報にスマホからアクセスしたりしていると思います。いずれもリスクはゼロではないものの、情報を守るために必要な設定を行ったうえで利便性を享受しています。それらと同様に考えるのがわかりやすいかもしれません」
マイナンバーカードの情報がスマホに搭載されるだけなら、何か危険が発生するわけではない。
「スマホのロックをきちんとかけ、他人が勝手に操作できる状態で放置しないことや、マイナンバーとセットで使う暗証番号を他人に知られないように管理すること、紛失時に一時利用停止を行うコールセンターの番号を把握しておく、といった基本的な対策を行えば、過剰に心配する必要はないと思います」
併せて、
「スマホは常に持ち歩いていることを考えると、使用頻度の低い物理カードより利用時の置き忘れ等のリスクは低いかもしれません」
と、実は「スマホ化」した方が紛失しにくいのではないかとも指摘した。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)