サッカーの元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏(42)が2024年3月4日にユーチューブを更新し、英1部プレミアリーグでプレーする日本代表MF三笘薫(ブライトン、26)への悪質タックルに大激怒した。
「あれはひどい。汚すぎ。ダーティーすぎる」
三笘は2月18日に行われたシェフィールド・ユナイテッド戦の前半11分に相手DFメイソン・ホルゲート(27)から悪質なタックルを受けた。三笘は足裏を向けたタックルを左膝に受け、左膝を押さえてピッチ上に倒れこんだ。主審はホルゲートにイエローカードを提示したが、オンフィールドレビューで確認し直しレッドカードを示した。
闘莉王氏は「ケガをさせるためのタックルとしか思えない。もうありえないことです」と呆れた様子で振り返り、「普通に止めるだけならばシャツを引っ張るだけでいい。あのタックルは必要ない。結局自分も損して退場。あれはひどい。汚すぎ。ダーティーすぎる」と激怒した。
Jリーグで19年間プレーし、日本代表として10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場。W杯本戦では主力としてチームをけん引した。このような豊富なキャリアを誇る闘莉王氏は、悪質なタックルに関する新しいルールを提言した。
「これはサッカー界が取り組むべきこと。悪質なファウルでレッドカードをもらった時には、悪質なタックルをした選手が相手選手をケガさせた場合、その選手がケガして試合に出れない。例えば全治1か月、3か月、6か月かかった場合、悪質なファイルをした選手も同じ期間試合に出れないルールをサッカー界は作ってほしい」