「目を疑う」「恥ずかしくないのか」 イスラエル外相との会談風景にカットスイカ...外務省のX投稿に批判相次ぐ

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   外務省の公式Xは2024年3月2日、イスラエル訪問中の辻清人外務副大臣が2月28日にカッツ外務大臣と会談したことを報告し、会談風景の写真を公開した。これに、日本がイスラエルを支持していると印象付けるための演出が行われているとして、写真を投稿したことに批判の声が相次いでいる。

  • 辻清人外務副大臣。外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
    辻清人外務副大臣。外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
  • 外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
    外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
  • 外務省公式サイトより
    外務省公式サイトより
  • 外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
    外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
  • 外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
    外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
  • 辻清人外務副大臣。外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
  • 外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
  • 外務省公式サイトより
  • 外務省公式X(@MofaJapan_jp)より
  • 外務省公式X(@MofaJapan_jp)より

ディスプレイには「WE WON'T STOP」の文字も

   問題となっているのは、外務省公式Xの「2月28日、辻外務副大臣は、訪問先のイスラエル で、先般訪日したビンノン外務省政務局長との会談も踏まえ、カッツ外相と会談しました」という投稿だ。

   ポストに記載された外務省公式サイトの報道発表ページには、辻外務副大臣がカッツ外務大臣に対し、「ガザ地区の危機的な人道状況を深刻に懸念しているとした上で、人道支援活動が可能な環境を確保し、また人質の解放につながるような人道的停戦が速やかに実現し、そして、持続可能な停戦が実現することを期待している」こと、「我が国は二国家解決を一貫して支持しており、両当事者の交渉によってのみ、和平が実現できると考えているとする日本の立場」を述べたことなどが記されている。

   投稿には会談の様子を写した写真も添えられた。テーブルに座る出席者一人ひとりの前に切り分けられたスイカが置かれており、奥に設置されたディスプレイには「WE WON'T STOP UNTIL THEY'RE ALL BACK」(全員が戻るまで私たちは止まらない)と表示されていた。スイカはパレスチナ旗と配色が似ていることから、パレスチナにとって連携と抵抗のシンボルとされている。

   これが、日本がイスラエルを支持していると印象付けるための演出だとして、Xでは、

「目を疑う。スイカがなんのシンボルであるか、知らないとは言わせない」
「日本外務省の脇が甘過ぎる」
「絶句。外交に携わる人達が、『スイカ』と『WE WON'T STOP』に気付かないはずがない」
「恥ずかしくないのか よくもこんな写真公開できたな」

   など批判の声が寄せられた。一方で、「このスイカってマジでそういう意味でのスイカ?別の理由があるのではと思ってしまう」「本当にメッセージとして出すのであれば皮も種も取らずちゃんと4色揃った状態で切るのでは?と思った」といった批判への疑問の声もみられる。

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