「転勤を承知で入ったんでしょ?」と言われても
Xで拡散される転勤の話題は「転勤が負担である」とするものが多い傾向にあります。
たとえば、反応の中には「では、転勤が発生しない会社に入れば良いのでは?」という疑問を投げかける声も見受けられます。この問いに対する投稿が反響を呼んだ例もあります。
あるXユーザーが「転勤を承知で会社に入ったんでしょ?」という声に対して「20代前半の未熟な時期に下した決断をそんなに重要視するかね」と投稿して注目されました。
投稿者は「人生の途中で子育て、マイホーム購入、親の介護などライフイベントが起きる中で転勤に対する考え方なんて変わるのに」と書きつつ、「労働者側は転勤が嫌になった時点でとっととやめればいいと思う」という立場を示しています。
一方で、「管理職の立場からすると、金をかけて雇用してきた社員が転勤ごときでぽんぽん出て行かれるとたまったもんじゃないだろうなと思う」とも書いています。
投稿を見た人からは
「考え方が変わるのが普通だよな」
「就活で思ったけど、将来の選択を20代という社会の右も左も、なんも知らない状態でしろってほうが無理!」
と理解を示すコメントが寄せられました。一方で
「就活する際、総合職の転勤の有無や子供を育てる場合の転勤の有無もいろいろ質問して、結果『無理だ』と思って違う会社を受けた」
「面接時に『転勤できる?』と聞かれたので、『それはその時にならないと分かりませんし、その時無理ならクビでもかまいません』と言った」
など、就活の時点で転勤についてのスタンスを決めていたという人もいます。
転勤に関するXの話題を見ていると、ライフステージの変化や、家族との兼ね合いで揺れ動く声が多数見受けられます。
ちなみに、マイナビが2023年に行った大学生の就職意識調査の結果でも、「行きたくない会社」の条件として「転職の多い会社」が第2位にあがるなど、今後も転勤を敬遠する人が増えていくことが予想されます。
就職活動で転勤の有無について気になった人は、Xで話題になった過去の事例をたどるとキャリア選択の参考になるかもしれません。
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。