日経平均株価が史上最高値を更新 それでも「サラリーマンの懐が温まらない」3つの理由

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トヨタよりファストリの影響を大きく受ける「問題」も

   また、Aさんによると「平均株価」は細かな調整はあるものの、基本的に「銘柄の株価合計÷銘柄数」で算出されるため、株価が高い銘柄ほど日経平均株価におけるウエイトが高くなり、指数に与える影響も大きくなる問題があるという。

   日経平均株価におけるウエイトが最も高い銘柄はファーストリテイリングで、株価は4万円を超えているが、時価総額では7位にとどまる。ウエイトが2番目に高い東京エレクトロンの株価は3万5000円を超えているが、時価総額は3位だ。

   一方、時価総額1位のトヨタ自動車の株価が3500円あまりなので、構成比率の上位には入っておらず株価への影響も小さい、という奇妙なことが起こっている。

   このように「そもそも市場や景気の動向を見る指標として、日経平均株価はかなり問題があるというのが投資家の間ではほとんど常識になっています」とAさん。これではサラリーマンの懐が温まるはずがない。

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