ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が一般人女性との結婚を発表した。「女性自身」2024年2月29日付記事によれば、ロサンゼルスでの新居がまだ決まっていないらしい。愛犬のデコピンやお相手の女性のことも考えると、治安やプライバシーの面で条件は多いはずだ。
同誌によれば、代理人から大谷選手にビバリーヒルズで新居を探すように勧めているという。スターが集まる高級住宅街だ。実際の住み心地や安全、価格はどうなのか。現地で不動産仲介業を行うパーソン不動産を取材した。
治安、プライバシー保護の面で安心
ビバリーヒルズは、カリフォルニア州ロサンゼルス郡西部に位置する。数々のハリウッドスターの自宅や別荘が立ち並ぶ。ここが大谷選手に最適だと思われるポイントを考えた。
1つ目は治安。ロサンゼルスの中でも、環境が整備された安全な場所だ。2つ目はプライバシー保護。パパラッチや熱狂的なファンが自宅に押し寄せるのは避けたいところだ。ビバリーヒルズの街並みは一見するとオープンな住宅が多いが、裏道沿いには各戸のプライバシーのため高い塀が立ち並び、家の中が見えなくなっているという。加えて、家ごとにホームセキュリティーシステムが完備されている。
そして3つ目は、本拠地ドジャー・スタジアムまでの距離だ。車なら片道40分ほど。
住宅価格は落ち着いている
パーソン不動産ウェストLA支店の関係者に取材した。ビバリーヒルズは空港から30分程度と便利な立地で、休日にはゆったりとロデオドライブをぶらぶらしたり、ランチをしたり、くつろげる街だと紹介した。
気になる不動産価格だが......。インフレによる上昇は去年までで、今は価格が落ち着いているという。中心部の小さな家では700万ドル(約10億円)程度、邸宅だと3500万ドル(約52億円)から8500万ドル(約127億円)すると説明してくれた。
なお大谷選手はドジャースと昨年12月、10年総額7億ドル(約1053億円)の契約を結んでいる。
もしパーソン不動産が大谷選手に不動産を紹介するなら、どんな物件にするかも聞いてみた。
「大谷選手は、あまり目立つようなことやゴージャスな生活は望んでないように見えます。なので、丘の上にある眺めのいい家で、奥さんやデコピンと安らいで暮らすのがいいと思います。設備としては、体をケアできるフィットネスやシアタールームなどがあって、6~7ベッドルーム。1500万ドル(約22億円)の物件がいいのではないでしょうか」