「記者の質の差が見えてなんか悲しくなった」との声も
日本のマスコミからは、その後も結婚について、矢継ぎ早に質問が飛んだ。
「結婚の決め手となったのは?」「二刀流で食生活を支えられたとか」「プロポーズの言葉とかは?」「将来的な子供の話とか」...
男性記者から「馴れ初めって、どんな感じなんですか?」と聞かれると、大谷選手は、「言えないです」と苦笑しながらも、答えられる範囲で説明していた。
日本に帰国したときに、「外にデート行ったりされたんですか?」と女性記者から突っ込まれると、大谷選手は、再びこう苦言を呈した。
「ラフな感じで過ごしていました。外に出たら、皆さんうるさいので」
この返しを受け、女性記者も、さすがに「すみません」と大谷選手に謝っていた。
こうした日米マスコミの質問の違いが、X上やネットニュースのコメント欄などで大きな話題になり、様々な意見が書き込まれている。
「囲み取材の最初 アメリカ人記者が野球の話題から入られてたことが印象的でした」
「日本とアメリカの記者の質の差が見えてなんか悲しくなったわ...酷いなこれ」
「注目するのはわかるけど、お相手の女性を特定するとかは絶対にやめて欲しい」
「これ以降は野球に集中させてあげてください」
日本のマスコミに対する厳しい意見が多いが、一方で、「日本の視聴者にそういうことしか興味を示さない人が多いから仕方ない」と理解する向きも一部であった。また、米国でも、著名人のプライベートを追いかけまわすパパラッチと呼ばれるカメラマンの存在が問題視されるだけに、「日本人同士で結婚したんならあんまり興味ないのかも」といった見方も出ていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)